フィンランドとサウナ



フィンランドの人とサウナとは切っても切れない関係のようです。

フィンランドは白夜の国。つまり日照時間が少ないのです。そんな厳しい環境の中で、疲れをいやすための生活の知恵として生まれたのがサウナです。

ゲストを自宅に招いたときには、食事でもてなすだけでなく、一緒にサウナに入ります。新しい家を建てるときには家よりも先にサウナを建てるといわれています。

毎週土曜日はサウナの日です。土曜日になると朝から火を起こして一日中燃やし続け、夕方にサウナに入り、疲れをいやして元気をとり戻します。

昔はお産をサウナで行い、病気の時はサウナで治し、死ぬときもサウナの中で見取られたのだそうです。

フィンランドのサウナでは、ストーブの薪には白樺を使用します。また、サウナの建物自体も白樺で作ります。白樺は森の精が姿を変えたものと考えられています。サウナの中ではストーブの上に置いた石に水をかけ蒸気を出します。これを「リョーリュー」といいますが、この「リョーリュー」は森の精が白樺を経て姿を現したものと思われていて、サウナの挨拶ではよく、「「良いリョーリューに出会えましたか(or 出会えますように)」という風にいわれます。

また、サウナでは白樺の小枝の束で、体をたたくことも行われます。こうすることで新陳代謝を高めるとともに、白樺の香りで沈静化する効果もあるのだそうです。